(30)JL4 鹿島vs清水
本当に鹿島は強さが増している気がする。
というのも一昨年までは、なんとなく見てても勝てるのだろうかみたいな不安を感じしていた。
しかし、昨シーズンのクラブワールドカップを終えて本当に安定している。
特に、昌子源。
浮き玉の処理や、裏への対応、ポゼッション時のフィード。
いずれも非常に落ち着いてほぼミスをなく対処できている。
このゲームではマッチアップが鄭大世ということもあり、足元のボールは何度か納められていたが、にしてもあれだけパフォーマンスのいいCBはなかなかいないと高評価です。
ここで、昌子がなぜあんなにも冷静に対応できるのか、僕の経験から意見を言わせてもらう。
僕が高校生3年生の選手権を前に試合をした相手は、駒澤大学と流通経済大学。
当初は、高3の最後の練習試合でそんな強いところとやるなよ。と内心思っていた。
というのも双方TOPチームだったからだ。
流通経済大学には、現浦和レッズの武藤選手や今はどこか知らないが比嘉とかがいたらしい。
あとはボランチにハーフだか外人のえぐいやつ。
とまぁ錚々たるメンバーとゲームを行なった。
結果は、確か両方とも7失点くらいぶち込まれた。
・・・・
何が言いたいか。
私たちは、結局この練習試合があったから、
選手権の試合の時に
「あ、強いけど、流経に比べたら全然や。」というようなメンタル的にはある程度余裕をもってゲームに挑めたのだ。
昌子は、レアルマドリードの頗るFW陣とマッチアップした経験から、JリーグのFWとマッチアップしても落ち着いて対応できているのではないだろうか。
(実際に聞いてないから知らないが)
経験というのは、生かすも殺すも己次第だ。
様々なシチュエーション時に、
「あ、これこうしたらイけるやつだ」という当てはめができるかどうか。
これは勝負事において、巧者になるべく要素のひとつだろう。
そんなことを昌子のプレーぶりをまて感じた。
さてそんな鹿島アントラーズだが、
2つの失点をしたが、2失点目にすぐ追いついた。
という部分で勝負ありとも見えた。
あのタイミングの失点は清水からしたら、非常にきつい。
特典が動いた5分間というのは、さらに得点が動くキータイムである。
鹿島は逃さなかった。
実に素晴らしい。
引き続き見応えのあるゲームを期待したい。