(54) PL10 Aresenal vs Swansea
アーセナルがホームで13連勝を達成しました。
驚異的な強さというわけではないですが、使命みたいな感じでしょうね。
それに僕もエミレーツに行ったことありますけど、最高の雰囲気ですからね。
選手としてもやっぱり、モチベーションはかなり高い状態でゲームをすることができるのでしょうね。
そんな今季の6勝目をあげたゲームを振り返ります。
テーマは焦れずに攻めきれるか。と言ったところですかね。
あとは前節の前3人+ラムジーの連動が今節も見られるかどうか。
スウォンジーは5-3-2で完全にハーフラインよりも引いた位置でブロックを形成し、前2人の身体能力を活かしてのカウンターと言ったところですかね。
前半の22分にスウォンジーが、先制をします。
アーセナルは、それまで75%近くのポゼッションをみせ、
またラカゼットにいい感じでボールが入り、ラカゼットもうまくターンをし2列目、3列目を生かすことでうまくPA内のポケットに侵入ができていました。
スウォンジーの5バックをアーセナルの3枚にぶつけようとしますが、
アーセナルのシャドウのサンチェスとエジルは、サイドに流れてコラシナツやベジェリンと組むことで中央のスペースを空け、そこにラムジーや傍のシャドウが飛び込むといった感じで攻めようと試みます。
なので、エジルやサンチェスはある程度、攻めの起点になろうとするのですが、
誤算がスウォンジーのDFラインとボランチのスライドの速さですね。
前半は顕著にそれ感じました。
逆サイドにボールがある時の、5人目のDFと3枚のボランチのスライドがとても早いので、ジャカがいい感じでサイドにボールを散らしても、なかなかそこからスピードの上がる攻めができない部分と、中の枚数が少ないという理由から、なかなか得点に繋がらない印象でした。
そんな時に、スウォンジーがベジェリンのポジショニングの悪さを突いて先制。
ガナーズを中心にゲームに嫌な空気が漂いますね。
選手1人の表情も曇りが地です。
鹿島と同様攻め込んだ時の切り替えが早いので、
ボールを失ってもすぐに奪い返すのですが、スウォンジーの守備堅いですね。
でもこの5枚+3枚の守備って後半がポイントになるなと見ていて思いました。
4-4で守るより、3枚の人間のスライド量は多くなりますし、5の人間の移動の質も求められてくるので、90分という長い時間をやり続けるのは困難ですよね。
後半の立ち上がりに、ゴリゴリパスを回しこぼれ球を
コラシナツがぶち込んで同点に追いつきました。
右サイドから、ラカゼットとエジルがパス交換でPA内に侵入を試みた結果、ボールが溢れてコラシナツです。
アーセナルは、pass&moveとヒールがうまい。
こういう堅い守備組織を打開するには、奇想天外というか、
ただのインサイドのパス交換だけではやっぱり難しいんですよね。
んでコラシナツですけど、Footballplyerらしからぬいかついガタイですよね。
その割に、足元もあるし上がるタイミングもいいので、
3-6-1のWBとしてかなりいい役割をしている印象です。
もっと繊細なパス精度(エジルみたいな)があればもっと脅威ですけど。
これで、会場内に安堵が。
そして7分後に、先述したスライドの遅れからラムジーがゴール。
中盤で受けたジャカが左のコラシナツへロングパス。
ジャカはワンステップで左右に展開できるキック力が魅力ですね。
ふんわりが多いけど、こういう相手には、もっと早いのでもいいのだが。
コラシナツがそのボールを中央に折り返し、ラムジーが合わせてゲット。
まぁそのあとも縦と横に移動を繰り返したスウォンジーはジャブが効いているようで、プレスが鈍くなってきました。
そこをもっとがめつく点とって欲しいですよね。
そこがマンチェスターの2チームと違って脅威的ではない部分。
そのままゲームを終え、6勝目をゲット。
コシェルニーとモンレアルの攻め上がりをもう少し増やしてもいいんじゃないかなという部分と、ベジェリンのアイデアかな。
あとは、パスで均衡が破れないときは、イウォビを入れて崩す必要もあるなと見ていて思いましたとさ。
では。