Football Diary...

Football Diary...

運とノリで高校サッカー優勝を経験した私が淡々と粛々と綴るFootball日記。

(51) JL29 鹿島アントラーズ vs サンフレッチェ広島

なに目線だよ。

ってなりそうですが、サンフレッチェ広島の90分の試合を見て決して16位に低迷する理由がわからないですね。

 中盤の真ん中3人を中心にインテシティが優れている守備を見せてくれていましたし、

3人のブラジルが違いを見せ鹿島を苦しませていました。

 

特に青山なんて流石ですよ。

常に首を振り、状況を判断し、味方を動かして守備組織をつくり、自らも球際をがっつき採算に渡りボールを奪取していました。

視野も広く、ダイレクトでの全然の配給も素晴らしい。

何より姿勢がいいんですよね。

骨盤が立っているので、股関節の可動範囲も広がり、重心移動がスムーズにできている。

屈筋を使わないので、長時間に渡り安定したプレーをし続けられるのも魅力です。

 

と、そんな広島でも、何だかんだ結局「鹿島らしさ 」で全てを表現できてしまう強さをもつ今のアントラーズには勝てずでしたね。

 

序盤は、広島の稲垣の横を鹿島のインサイドハーフと、ペドロジュニオール、土居がうまく引いてボールを引き出してました。

しかし段々と青山と柏のチェック、稲垣の運動量でそこを抑えることができるようになった広島は、まずその縦パスのコース消し、サイドにボールを誘導させてそこを激しくチェック。そこでうまくボールを奪取できていたので、鹿島の時間帯を作らせてなかった印象でした。

 

しかし、そんな流れの悪さをレアンドロの身体を張った切り替えからの前線からの守備でボールを奪い、三竿が上手く土居につけ、土居ちゃんターンで、敵を上手く交わしてのテクニックシュート。

 

土居ちゃんってほんとに、この画像でいうところの赤い箇所でボールを受けるのが上手い。

f:id:shun8erman:20171016011640j:image

バルセロナポゼッションサッカーで、

戦術の大きなオプションになった、このゾーン。

名前とかあるのかな?

...

ググったら出てきましたね一応。

西部さんは「間(ま)」って表現してますね。

基本的にいうとDF4枚、MF4枚が並んだ時のMFとDFラインの間にできる、3つの四角形の部分。

f:id:shun8erman:20171016012706j:image

この部分でボールを受けることが、ポゼッションサッカーはとても重要になってきます。

 

日本人では、香川、土居ちゃんが上手い。

外人でいうと、シルバ、イニエスタ、メッシ、チアゴ・アルカンタラ、イスコあたりですかね。

スペイン人ばっかり。

 

このアタッキングサードにパスを通す、SB、CB、ボランチは素晴らしいです。

止めて蹴り、通すことは比較的誰にでもできるのですが、

次の受け手の次のアクションを考えると、ダイレクトで出したり、つける足を考えたり、パスのスピードを変えたりとパスにどれだけメッセージを込められるかが重要であり、パサーの技術に差が出る部分ですね。

しかし、私はその受け手こそ重要だと思います。

なぜなら、このつけるパスが多少速すぎだろうが、強すぎだろうが、高かろうが、敵が来ていようが、受け手の準備で変えられる部分がありますからね。

 

私も大学時代頃から何度も試合を見て、このプレーを勉強し、試合で意識してきましたがまだまだ全然できません。

理由は、目ですね。

見るものが多すぎるから、本当に難しい。

そして、見た情報を元に寸分の狂いもなく、ボールを意図したところに置けるか。もしくは捌けるか。

これがつぎのフェーズとして重要になってくる。

 

けれど、ここでボールをもらうことができれば、そのチームの攻撃を多岐に渡らすことができるし、相手としては驚異でしかありませんね。

 なのでここでボールを受けるのは生涯学んでいきますよと。

 

話大幅に逸れましたが、土居ちゃんですね。

彼は、強さはないが巧みさがあり、相手の嫌がることをできる。

この得点でも、うまく反転し、切返しからゲットしていましたが、持ち味がでていましたね。

 

流れの悪い中で、こうしたショートカウンターからのゴールは非常に大きいですね。

 

その後、後半に入ると前半ほど広島の時間帯を作らせない鹿島アントラーズ

 

終盤に鈴木が押し込みゲットで2-0で終えました。

 

後半の振り返り薄すぎる内容ですが、この辺で。

 

では。