(52) LL8 Atletico_Madrid vs Fc Barcelona
失点をしないというのは、偶然ではなく必然なんだなというのを
アトレティコを見てるとつくづく感じますね。
バルセロナが今シーズン失点が少ない理由は、アトレティコのような絶対的守備力というよりは、攻撃が最大の防御といった、攻撃の回数を増やすことによって失点が少ないのだと思います。
んで、アトレティコのその絶対的守備力ですが、
今に越したことはないのですが一人一人の守備意識と運動量ですねー。
バルセロナがアタッキングサードに攻め込んだ時のPA幅の横の守備の連動と、縦の守備の連動が本当に美しい。
8人がボールを中心に、全員がヒモに繋がれているかのように、綺麗に統一された幅で、穴を作りません。
バルセロナも前半から、メッシの足元、ジョルディ・アルバのランニング、スアレスの一瞬の駆け引きで攻めますがシュートまで全然行けてなかったです。
その理由はこの8人の連動がやっぱり大きいなと思います。
前半アトレティコが先制するのですが、
アトレティコはこの守備意識とインテンシティに踏まえて、
本当に足元が秀逸ですね。
バルセロナの早い守備への切り替えも簡単に剥がしますからね。
グリーズマンが収めるというよりは、受けて叩いて後ろの選手を前向きにプレーさせます。
かといって、プレスがかかってないと見るや、ターンして運んできます。
本当レベル高い。
一旦こちらでハイライトをどうぞ。
こんだけ高い守備意識なのに、開始早々にえげつないチャンスを作るメッシもさすが。
てか、あのエクアドル戦のハットトリックとかね、もう本当表現する言葉がなくて、マスコミも困りますよね多分。
バルセロナのゲームを全部見てるわけではないので、
なんとも言えないですが、正直ネイマールがいなくなったことをそこまで感じさせないですよね。
それは、アンドレゴメスがうまくゲームを作ることができているのと、
これまでと違って、交代選手がゲームにいい影響を与えてますよね。
この試合で言えば、途中からのデウロフェウのドリブルは、右サイドのチャンスメイクに大きく貢献をしていましたし、
パウリーニョは出場が短かったのですが、
イニエスタやラキティッチと異なり、ゴール前に入り、クロスからの得点を狙うのでその分相手のCBはマークにつられてました。
その動きが結局スアレスの得点を生みだすための、囮にもなっていましたしね。
バルセロナはいい意味でも悪い意味でも、90分同じように攻め続けられるじゃないですか。
でもこういった選手交代によって、今シーズンは別のテイストを攻撃に加えることができているのがとても大きいなと思います。
だって点を取りに行くのに、MSNを交代させるのは指揮官からしたらかなり苦肉ですからね。
かといって流れを代えれる選手がいるわけでもない。。。みたいな感じでしたから。
今シーズンのバルセロナ。無敗優勝とかしてくれないかなー。
あとは、ユムティティが本当いい選手。
左利きというメリットに加え、対人はほぼ負けなし。ポゼッションもうまく、縦パスをつけれて、斜めのロングパスの配給も可能。
かなり注目の選手です。
というか、バルセロナの試合を見ていてどうしてもどう攻撃するのかなというとこに目がいってしまうのですが、そこも好きですけど、
やっぱりブスケツの切り替え時のポジショニングを見るのが僕は楽しいですね。
この人いなくなったら、本当にバルセロナはどうしてしまうのだろうかと。
ボールを奪う能力って、フィジカルが重要そうに感じるけど、
攻撃と一緒でやっぱり頭ですよ。
攻撃のうまい選手って、絶対ボールを奪う能力も優れています。
メッシのすごいところってボール奪取能力でもあると思いますよ。
切り替え時の時とか、ほぼ止められるでしょ彼。
イニエスタも本当にうまい。
日本人特有の頑張ってる風に見えるからボール奪えるんです。
的な感じではなく、力が抜けていて、それであるからこそ左右への対応が優れ、頭も冴えているのでクールに奪えてます。
ブスケツの場合もまた、ボール奪取の面に関しては異質です。
カンテのような身体能力で奪うわけではないし、ビダルのような運動量と強さで奪うわけでもない。
ブスケツこそfootballの天才だと思います。
ボールを奪われた後のポジショニング、
パスコースの絞り方、
goかstayかの状況判断、
身長を活かしてのリーチのある対人。
頭の先から足の先までをフルに使い、
バルセロナの守備のフィルタになってますね。
こんだけ読めると本当楽しいだろうな。
とまぁ、、後半は人重視の文章となりましたが、
以上です。
ほな。